一番好きなコンポーネントは何ですか?Phono-EQのはなし Der Klang Vom Theater (ドイツ〜劇場の音と音楽)
一番好きなコンポーネントは何ですか?Phono-EQのはなし Der Klang vom Theater (ドイツ〜劇場の音と音楽)
大抵において、オーディオシステムはレコードやCD,ファイルなどの音源をプレイする為のプレーヤー。プレーヤーから出力されるラインレベルの信号を大メシ食らいなスピーカーに必要な電力まで増幅させるアンプリファイアー。
そして、電気信号を機械振動=空気の粗密に変換するスピーカー。で構成されます。
オーディオをする人にも得意分野とか好き嫌いがあるようで・・・
*スピーカーを何セットも所有し、切り替えて使っている人。
*アンプ技術で宇宙を制覇するくらいの勢いで真空管パワーアンプ製作に励む人。
*使いもしないカートリッジやアームを揃えて(小さいからコレクション向きだが、ターンテーブルは大きいのでそれほどの数は使えない)悦に入る人。
等など、数え上げればきりのない楽しみ方がありましょう。
勿論凸凹なく何セットも設置してそれぞれに素晴らしい成果を発揮させている剛の者もいらっしゃいますが、経済的に大変余裕が有っても高級電蓄1台だけの大変なオーディオマニアの方もいらっしゃいます。
其々に意味があり、価値のある事なのだと思います。
そのような「フェチズム」に照らし合わせると私は、「プリアンプ」特に「フォノイコライザー」に快楽を感ずる種族のようです。
どこかのサイトでは「フラット再生」「フラットな音のコード」「君の装置はフラットに聴こえない」など「フラット」を念仏のように唱えている方も居るようですが、何もそんなに崇めなくともフォノグラフ(音の記憶)が誕生した時点から技術屋さんは「フラット」を目指しているは当然のことで、スピーカーにせよアンプにせよわざわざ凸凹なF特の機械を作る者もありますまい。
自動検索は何を意味しているしかし、こと「フォノイコライザー」に至っては、周波数特性を湾曲させないと「フラット再生」が叶わないのです。(マイクアンプ、テープレコーダーのアンプも含む)
どうでしょう、ワザと曲げないと直線にならないなんて。
そして、扱う電圧が0.0数mVなんですから、へそ曲がりで一筋縄でない事この上がありません。
このブログを始めてから、EQの中についての記事を書くのは始めてのことですね。
それほど、自分にとって答えの見つからない掴みどころの見えない難題であり、自信が無いので記事にしてこなかったことに反論の余地もありません。
さて、この所カートリッジはNeumannのDST-62を使っていましたが、DSTは針交換に不自由しますから少し使用頻度を落とさなければならないでしょう。
そこで常用のEMT-927AstにはTSD-15を戻し、DSTと比べても大きな違和感のない程度までの結果を求めたいと思います。
このため、細か過ぎて手を付けていなかったEQの課題に着手しました。
やはり見た目の収まりがいいですね。
我が家のステレオ用のEQは現状3種類での運用を目指しています。
1.EMT TSD-15用 CR型EQを採用した Klangfilmのプリアンプ
2.Neumann用 EMT-139のEQカーヴをRIAAに改装したもの 2台でステレオに
3.Neumann用 KlangfilmとTelefunkenのマイクアンプとPBアンプに LCR素子を組み込んだ物
今回は実験は(1)のアンプに対するCR素子の挿入方法についてです。
コンピュータネットワーク理由2段の五極管の間にロールオフとターンノーバーの微分積分回路を付加するわけですが、幾つかの方法が知られています。
まずは、簡略化したダイヤグラムを示します。(作図ソフトが上手く走らないので、下手な手書きですみません)
図の通り、代表的な三例を試しました。
上段(機砲現在使っている一般的な回路で多くの作例に出てきます。
Ccで直流をカットした後に、EQ素子を挿入し次段の直前にRgを入れています。
以降の変更点は「赤字」で示している、Cc(カップリングコンデンサー)とRg(次段のグリッドリーク抵抗)の2カ所です。
中段の(供砲硫麩はRgがEQ素子の前に移動している。
EQ素子の動作電圧が決まるので、各素子の値のまま設計通りに作動することが長所、らしい。
下段の(掘砲硫麩はCcとRgが次段の直前に設置される。
前段の+B電源の直流成分がカットされていないので、このアンプの場合でEQ素子に30V程の直流がかかっている。
このように直流バイアスをかけて使うと、良い音がする。という人もある。
根性を入れて全部やってみました・・・都合10日ほどかかりましたっす。
大雑把な印象だけ列挙しておきます。
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集中力は一番でしょうか、奥へ奥へ、中央へとステージを凝縮させます。
我が家へお見えになったお客さんがステレオレコード聴いている際に「モノラルですか?」と質問される方もみえる理由の一つはこれだったのですね。
時々モノラルアンプはセパレーションに優れるから音場が広がるなどと言う一方的な記事が散見されますが、上記の状況はモノラルEQ、モノラルフェーダー、モノラルパワー各々2個を使っての感想です。
結局のところオーディオは何を使うかではなく、どう使うかに尽きますね。
理屈では片付けられません。
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打って変わってこちらは「広がり」を特徴としています。
上下左右にふわりと広がりますが、反面、推進力や集中力はやや薄くなるかもしれません。
一般にはこの出音を好む方も沢山いるでしょう、スピーカーの外側へ音が広がった!と好感触な評を伝え聞く事も多々あります。
私個人としては採用には至りませんが、これは嗜好の問題と言えましょう。
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これは少し独特な音の提示方向ですね。
メインのヴォーカルや旋律楽器が強調されるかのような表現であり、メロディと伴奏の主従関係がより明確にされるようにも感じられます。
オーディオ用とされるパーツ(お高い電源コンセント)を使った時にもこれと似た印象を持ちました。
オーディオマニアの方には一番受け入れられるでしょう。
(再度明記しますが、これらの感想は我が家の環境において我が駄耳で聴いた感じです。
EQ素子を組み込むアンプが変われば、パワーアンプやスピーカーが変わればまた異なる印象と成るでしょう。
各位ご自身の耳で確認をされたく、合わせてそのご報告に預かれば幸せです)
決して短くない時間と中々の労力を要し、慎重に検討した結果これまでと同じ(機砲硫麩を継続採用しました、つまり変更無しです。
結果的に変更はありませんでしたが、他の回路を試さずにこのまま続けて行くのは気持ち悪いと感じていたので、
肩の荷が降りたような今は気持ちです。
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